臨床系シンポジウム:実地診療における消化管運動の評価 — これまでか、これからか? — part 2

 近年の高齢化、Helicobacter pylori感染率の低下に伴う胃内環境の変化やストレス社会の到来に伴い、我が国の消化管疾患の疾患構造は大きく変化しています。それに伴い現在、機能性消化管障害は日常診療でよく遭遇する疾患の一つとなっています。消化管運動障害はその重要な病態の一つですが、現実のところその評価を実施診療に取り入れているのは若干の専門施設に限られています。そこで本シンポジウムでは、それぞれの領域のエキスパートの先生から世界の動向について、今後、注目されると思われる機能性疾患と運動機能についてご意見を頂いた後、現状の消化管運動機能検査は実臨床で役立っているのか、あるいは研究目的なのかについて率直な意見を頂きます。また今後、保健点数を付けるにはどの様な取り組みが必要かについても討論を行っていきます。

 基調講演の講師は、大阪市立大学医学部消化器内科教授・藤原靖弘先生です。消化管機能障害の病態研究を牽引する権威の先生のお一人です。この様な議論はこれまで全くされておりませんので、本企画が新時代を迎えた機能性消化管障害診療における新たな取り組みの礎となると信じております。倉敷での第62回総会の熱い議論のpart 2としてディスカッションを重ねます。

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